あやしい投資話に乗ってみた
まさにタイトルのごとく、著者である藤原久敏さんが、あやしい投資話に乗っかって得た渾身の実録レポートとなっております。
藤原久敏さんって何者?
1977年生まれ。大阪市立大学文学部哲学科卒業。
尼崎信用金庫に就職し、1年目のボーナスで初めて投資経験をされています。
ボーナス30万円をすべて投資し、ほぼ全てを失い自暴自棄になり退職。
その後、ファイナンシャルプランナーとして独立。2001年当時では、全国最年少での独立系ファイナンシャルプランナー
経歴からして独特です。
さらに関西出身なので、ときおり出てくる関西弁が笑えます。
この本を購入した理由
海外の人と話していると、ほとんどの人が何かしらの投資をして資産を運用しております。今までコツコツ貯めることがいいことだと思っていた私ですが、30半ばにして、初めて貯蓄から運用してみたいという気になっております。
ただ、知識等が全くありません。
なので、いろいろな方のブログを読んだりして、なにか投資してみようと考え始めているところでございます。
そんな中、本屋さんに行ったときにまず、この本のタイトルに目を奪われ、
更にタイトルもさることながら、目次をみて非常に面白そうだったので買いました。
その目次を下記に引用します。
1章:未公開株を買ってみた
2章:新規公開株を買ってみた
3章:和牛オーナーになってみた
4章:海外ファンドを買ってみた
5章:超高金利の銀行に預金してみた
6章:FXで新興国通貨に投資してみた
7章:先物取引をやってみた
すっごく怪しくないですか。
もし私が広告とかでこういった類の商材が宣伝されていたらあやしくて見ることもないと思います。
そういったもの全てに著者藤原さんは体当たりで投資しております。
この本のいいところ
著者の藤原さんが、実際に身をもって体験してくれています。
そのため、怪しい投資話に関しては、どういったところに気を付けて、どういうことを調べたらいいかが分かります。
しかも、藤原さんがあやしい投資話に乗っかった結果についても、いくら投資して、どうなったのかを具体的な数字で書いてくれております。
実際に体験しているっていうのが、すごいですよね。
私なら怖くてできません。。
読んでいると、自分が藤原さんになったかのようなスリルを味わえます。
まさに投資疑似体験です。
この本を通じて私が学んだこと
投資のことだけでなく、
やはり何事も情報収集が大事ということです。
なにかいい話を聞いた→自分で調べてみる→疑問点等、その道に詳しい人に聞いてみる→再度自分で調べる→納得したらチャレンジ
何か自分で始めようというときは、この手順で進めようと思いました。
皆さんはすでに当然のことと思われているかもしれませんが、私は基本、人の言うことをすぐに信用してしまう大馬鹿野郎なので、すごくためになりました。
分からないから人から聞いたことをそのまま信用する。は、絶対にしてはいけないです。これだけネットでいろいろ調べられるようになった世の中なので、いかなることもまずは自分で調べなくてはいけません。
そして、投資には元本割れする可能性が必ずあるというリスクも考えたうえで、
それでも納得して投資できるものに投資しなければいけないと思いました。
この本の中で、実際に試しに投資してみようと思うものも一つありました。
もし始めることがあれば、この場でご報告したいと思います。
投資のことを全く知らないけど少し興味あるなぁ、という方はぜひ一度こちらの藤原久敏さんの体当たり投資の目撃者になっていただきたく存じます。^^