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まるで政治経済の教科書。池上彰氏も絶賛する小説「総理にされた男」

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令和元年7月21日

第25回参議院議員通常選挙投開票日

 

皆様は投票されるでしょうか。

私は今回も投票できませんでした。。

 

海外に住んでいても、日本大使館などで「在外選挙人名簿」への登録申請というものをすれば投票できるらしいのですが、こういう手続きが大嫌いな私は別に投票できなくてもいいやと思ってしまいます。。

 

本当にダメなやつです。

こんなやつに政治を語る資格はございません。

 

しかし、全く意識していなかったのですが、たまたま選挙の日に政治に関する小説を読み終えてしまったので、ブログに綴らせていただこうと思います。

 

池上彰さんが大絶賛する小説「総理にされた男」

 

 

「民王」という池井戸潤さんの作品はご存知でしょうか。

私はこのドラマを観て、あまりの面白さに何度も観てしまいました。

 

今回読み終えた「総理にされた男」という作品も、タイトルをみてそれに近い作品かなと思い、思わず手に取ってしまいました。

 

作者は「中山七里」さんという方で、私は初めてこの方の小説を読みました。

 

感想

詳しくは書けませんが、「総理にされた男」というタイトルの通り、ある売れない舞台俳優が、ある日突然、総理にされてしまったお話です。

 

自民党から民主党へ政権が変わり、あまりにダメダメでまた自民党に戻ったという状況のような設定です。フィクションでありながら、ノンフィクションのような設定で、臨場感が伝わってきます。

 

政権を奪還したばかり、そして国民支持のとても高い総理大臣が意識不明の重病で、いつ戻れるかもわからない状況を公表したくない官房長官が、影武者を探し、売れない舞台俳優に白羽の矢が立ちます。

 

そして主人公である売れない舞台俳優は、無理矢理「真垣統一郎」という時の総理大臣を演じる羽目になります。

 

なぜ彼が選ばれたかというと、容姿や声は総理大臣そのものだからです。

舞台の前説では、総理大臣のモノマネで観客を魅了します。

 

しかしながら、ただの舞台俳優だったので、政治のことは右も左も分かりません。

なのに重要な決断をいくつも迫られます。

 

その都度、その問題に関しての原因や対処法などを官房長官などにレクチャーされます。

 

このレクチャーがまさに教科書なんです。

政治や経済に関して全く分からない方のために丁寧に説明してくれております。

 

消費税や東北大震災からの復興、テロといった問題に次々とぶつかり、政治や経済のことを事細かく書いてくれております。

 

私は途中、小説というより教科書を読んでいるのではないかという錯覚にも陥りました。^^;

 

でも小説なんです。

小説としても面白く、恋愛の要素も含まれておりますので、堅苦しいだけでなく、読みやすくもありました。

 

それでいて勉強にもなるという、まさに究極の一冊でございます。

 

口コミなどをみてみると、「中山七里」さんの他の小説の方が面白いということも書かれておりましたので、他の作品にもとても興味をもちました。

 

次回日本に帰ったら、この方の他の作品も買ってみようと思います。

 

最後の池上彰氏の「解説」が秀逸

小説の一番最後には、池上彰氏が「解説」として、感想文のようなものを書かれております。

 

これがまた勉強になります。

 

そして、池上彰氏もこの小説のことを「総理大臣になったときのシミュレーション」や、フィクションでありながら現実のような、政治や経済の入門書のような、と言われております。

 

この小説を読み終えた後、私は無性に選挙へ行きたいなぁという気持ちに。。

時すでに遅しです。笑

 

次回の選挙は参加できるように環境を整えておこうと思います。

 

皆様ももし選挙へ行こうか迷っている状況であれば、ぜひ投票してきてみてください。全く行く気がない方は、ぜひ楽しい日曜日をお過ごしください。

 

行く人にとっても行かない人にとっても素敵な一日になりますことを祈っております。

 

have a good day♪